皆既蝕 太陽もなく月もなく。真昼の輝きに訪れる漆黒の闇。ああ 燦然たる光よ ありがたい昼によりわが目を喜ばす。心慰める光すらないとは。なにゆえ汝は尊き神慮を奪われたのか。太陽も月も星辰も われにはことごとく闇なり。